小樽といえば海鮮やスイーツが定番ですが、実は鶏のから揚げもおいしいんですよ!北海道名物の鶏のから揚げといえば「ざんぎ」ですが、小樽ではなると屋の「若鶏半身揚げ」が大人気。今回はなると屋さんの「若鶏半身揚げ」と「ざんぎ」、そして「ざんぎ丼」を食べてみました!
「小樽なると屋」について
「小樽なると屋」とは
小樽近郊で店舗展開されている鶏のから揚げ(ざんぎ・若鶏半身揚げ)が名物の飲食店です。グループ店は2019年6月時点で21店舗あります。
基本的にどの店舗でも鶏のから揚げやお弁当はテイクアウト可能。店舗によってイートインで定食の飲食ができる店舗と、そうでないテイクアウト専門のお店があります。
http://www.naruto-ya.com/
「若鶏時代なると」との関係は?
「小樽なると屋」は「若鶏時代なると」からのれん分けしており、経営としては別となっています。ただ、仕入れや味付け等についてはそのまま本店の「若鶏時代なると」から受け継いでいるので、味は同じとのことです。
「なると」と「なると屋」の違い?
違いは「名前」だけ!小樽駅前にある創業60年の老舗「若鶏時代なると本店」の三代目(実孫)が、支店ではなく暖簾分けで独立したため、ひねりを加えて「屋」がついたという、ただそれだけの事です。仕入れ先はもちろん、秘伝の味付、先代の技、全てを継承し伝統の味を守り続けております。
小樽なると屋 公式サイト より
ウイングベイ小樽店へ
「ウイングベイ小樽」は小樽築港駅直結の複合型ショッピングセンターです。今回は、このウイングベイ小樽のフードコート内にある店舗へ。
余談ですがこのウイングベイ小樽、行ってみたらめちゃくちゃ広い。後々調べてみると元はマイカルが開発・運営していたらしく、その後所有者がころころと変わっていたり、税金滞納で土地がさし押されたり経営再建していたりと、地方のマイカルがらみの施設はなかなか辛いなあと思った次第です。
さて、話を本筋に戻しましょう。ウイングベイ小樽の1番街の2Fにフードコートに店舗はあります。電車で来ている場合はアクセスがよいのですが、車で来た場合、駐車した場所によってはかなり歩くことになるので要注意です。
店舗は「小樽なると屋」の母体である株式会社 FOOD COLLECTが同じく経営している「小樽麺屋よしみ」の店舗と一緒になっています。
注文
テイクアウトの場合
テイクアウトの場合は用意されているものをそのまま提供されますが、看板にもあるとおり事前に注文しておくと揚げたてを10分程度で提供してくれます。
イートインの場合
イートインの注文は一般的なフードコートと同じで、カウンターで注文し、店員さんに呼ばれたら提供された食事を取りに行くというスタイル。
ただ、フードコートでよくある呼び出し器(準備ができたらピーピーなるやつ)はなく、レシートに記載の番号で呼び出しがかかりますので、お店の近くにいる必要があります。
いざ、実食
ざんぎ&若鳥半身揚げ
ざんぎはメニューでは5個(650円)の表記がされていますが、イートインでも1個(130円)から注文可能です。若鳥半身揚げと一緒に注文するとこんな感じで提供されます。
大きさは子供の握りこぶしくらいでしょうか。結構大きめです。揚げたてなので外はカリカリ、なかはジューシー!特製の塩コショウとショウガでしっかりと味付けされており、特に調味料をつけて食べる必要はありません。
若鳥半身揚げは単品注文で980円。気分は「チキン全部入り」ですね。もも肉・手羽先・むね肉と様々な部位が楽しめます。ざんぎの食感がサクサクだとしたら、若鳥半身揚げの食感はパリパリって感じです。
ざんぎと同様、揚げたての状態で提供されるのですぐに解体しようとするとやけどしそうです。ナイフがおいてあればよかったのですが、残念なことに割りばしとスプーンのみ。フードコートなので仕方がないですが、地元の方はどうやって食べてるんでしょうか?
結構な大きさのですがおいしすぎてぺろっと食べてしまえるところが恐ろしい…。手羽先部分はカリカリしていて、もも肉の部分はジューシー、むね肉の部分もパサパサ感はまったくなくしっとりとしていて固くなく、絶妙な食感でした。
そして野性味あふれるスタイルで「肉食ってるぞー!」という気分が味わえるのもまた良いですね。やはりケンタッキーとはちょっと違います。
ざんぎ丼
ざんぎ丼はお味噌汁と漬物、サラダがついて770円。
ごはんの上に薄くスライスしたざんぎに小口ネギ、甘辛いタレがかかっています。もう視覚だけでおいしいですね。語彙がなくなってきます。