通常は具無しの袋麺「日清焼そば」ですが、やはり焼きそばの具といえばキャベツと豚肉です。今回はノーマル袋麺のアレンジということで、スタンダードでおいしいキャベツと豚肉入り焼きそばの作り方をご紹介します。
はじめに
私は学生時代からおなかがすいたら「日清焼そば」を作っては食べる…そういう生活をしていました。日清の焼きそばというと、カップ焼きそばのUFOが有名ですよね。袋麺タイプは、カップタイプに比べると手軽さは少ないですが、フライパンで仕上げるので生めんの焼きそばに近い味わいになります。
しかし、袋麺タイプのラーメンと同様に作り方を間違えるとベチャっとなったり麺がボソボソになってしまったりするのが難点です。
今回は暇さえあればひたすら「日清焼そば」を作り続けて10年…そこで辿り着いたおいしく作るための方法をお伝えしたいと思います!
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どうしたらおいしく作れるのか…
結論から言いましょう…「パッケージの手順通り作る!」です!
10年試行錯誤した結果、行きついたのは結局これなんです…。
テレビやインターネット上の情報では「麺を途中で湯切りする」という方法が紹介されることが多いのですが、あのお湯を捨てるなんてとんでもない!
日清食品が開発して提示している手順を飛び越えてソース焼きそばとしておいしくなるなんてことはそうそうありません。
お湯の中に油分や旨味があり、それを吸わせることで麺のうまみが増しますし、粉末ソースがお湯に溶けて液状のソースになり麺絡みやすくなることで全体的なまとまりも出るのです。
日清焼そば、どこで買える?
スーパーにいけばたいてい5袋入りのパックが売っているほか、コンビニでも1.5倍タイプのものが1袋単位で売られています。袋麺で賞味期限も長めなので、常備用にも適していますね。
全体の段取り
別々の料理を作って途中で合体させます。具体的な段取りとしては以下のようになります。
- 肉入り野菜炒めを作る
- 作り方に記載されている通りに日清焼そばを途中まで作る
- ソースで味付けする前に合わせて味付けする
なるべく「日清焼そば」のパッケージ手順を崩さないのが鉄則です。
シンプルですが基本に則ったこの作り方が一番失敗しないですし、味にも間違いがありません。
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用意するもの
食材(2人前)
食材は以下を用意。2人分の量ですので1人分の場合は半量程度をご用意ください。
ポイント
- 日清焼そば:2袋
- キャベツ:3枚
- 豚肉(ごく薄切りバラ or ロース):150~200g
- トッピング(揚げ玉、干しエビ等):適量(必要に応じて)
- サラダ油:小さじ1
- 塩コショウ:少々
- 水:440ml(日清焼そばの作り方どおりに用意)
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道具
道具は以下を用意しておきましょう。
ポイント
- フライパン(大きめサイズもの)
- まな板
- 包丁
- やかん・鍋・電気ケトル等の湯が沸かせるもの(あれば)
- トング(あれば)or 菜箸
やかん・電気ケトルについては、途中で麺を戻すときにつかうお湯をあらかじめ作っておくことで作業をスムーズにするためのものなので、なくてもかまいません。
トングは焼きそばを作るときにできればあったほうがよいですね。菜箸でもかまいませんが混ぜたり取り分ける際にトングのほうが楽です。
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作り方
1.野菜炒めを作る
まずキャベツを3cm幅くらいに切ります。
このときの切り方は炒め物の野菜を切るときは繊維をつぶさぬように力を入れずに切っておくと炒めた時にべちゃっとなりにくくなります。また、キャベツの葉の筋を断つような切り方をしておくと丁度良い歯ごたえになります。
切ったキャベツは水にさらしておいて水を吸わせ、炒める前にザルに上げておきます。
キャベツの下ごしらえ中に豚肉を炒め、塩コショウを少し強めに味付けしておきます。これは後でキャベツを入れた時に味付けをしないためです。
豚肉は色が変わるまで炒めます。これぐらいになったらキャベツを投入。
キャベツを投入したら豚肉をキャベツの上にのせて蒸し焼き状態にします。このときあまりキャベツは動かさないようにしましょう。
キャベツにざっと火が通り始めたらさっとかき混ぜます。キャベツを味見し、ほんのり塩味がついていて甘みを感じるくらいなら野菜炒めは完了。
一旦、野菜炒めは皿に上げておきます。
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2.日清焼そばを手順どおりに作る
投入する具材が用意できましたので、今度は焼きそばを作っていきましょう。手順はパッケージに記載されているものを基本に忠実にやっていきます。
作り始める前に袋から「粉末ソース」と「青のり」を取り出しておくとフライパンへの麺の投入がスムースです。
時間節約のためにあらかじめ作り方の説明通りの量の水をやかんや電気ケトル等で沸かしておき、野菜炒めを作ったフライパンに投入します。フライパンでお湯を沸かしてもOKです。
お湯が沸いたら袋から麺を投入。今回は2人分なので一気に2つの麺をフライパンで茹でていきます。野菜や肉を炒めた残り油もそのままなので、そのうまみも麺に吸わせます。
30秒ほどしたら麺をひっくり返します。日清焼そばの麺は2層構造になっているので、片面を茹でた後にひっくり返してやると上面がぽろぽろ外れてきます。
両面ともに柔らかくなったら麺全体をほぐしてお湯を吸わせていきます。
茹でていると全体的に麺がふっくらしてきます。
作り方の説明では「水分がなくなってきたら」ソースを投入するという説明となっています。目安はこれくらいになったら。ここで野菜炒めと合わせていきます。
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3.野菜炒めと合わせる
麺を茹でているフライパンに野菜炒めを投入します。
二袋分の「粉末ソース」をそこに投入し、まんべんなく混ざるように混ぜ込んでいきます。揚げ玉や干しエビについてもこのタイミングで投入しましょう。
ここで水分を飛ばしすぎるとうまく混ざりきりません。水分が十分ある状態で混ぜていると、粉末ソースが溶けてどろどろのソース状になるので、これを麺や具材と絡めていきます。
十分ソースが麺と具材に混ざった状態になり、ソースの水分も飛んでくると、フライパンからパチパチという音がし始めます。説明書きにもありますが、この音ができあがりのサイン。火を止めて盛り付けましょう。
この音がしている状態でそのまま加熱し続けると水分が過剰に飛んでしまい、麺が固まってしまいます。また、ソースが焦げ付きを起こしてしまうのでフライパン底の部分はネチョネチョ、上面は麺が固まってしまってボソボソとした食感になっておいしくなくなってしまいます。注意しましょう。
今回は干しエビ等は入れず鰹節もかけずに、付属の青のりのみでシンプルなトッピング。豚肉とキャベツが入ることでデフォルトの具無しの麺に比べるとぐっと焼きそばらしい見た目になります。
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さいごに
今回紹介した方法は非常にシンプルなやり方ではありますが、とてもおいしく作れる方法だと思います。何事も「基本に忠実」。インスタント麺でも同じだと思います。
アレンジすることでおいしさが増すものももちろんあるかと思いますが、時には「基本」に立ち返って作ってみると新たなおいしさが発見できるかもしれませんね!
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