公衆無線LANや格安SIM/スマホの「UQ mobile」のテザリングでスプラトゥーン2のオンラインモードはプレイ可能か試してみました。1時間当たりの通信量についてや、都内のマクドナルドや東海道新幹線の車内等場所を変えて試した結果を記載しています。
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Nintendo Switchをテザリングでインターネット接続する方法
Nintendo Switchをテザリングを使ってインターネットに接続する方法は以下の記事にまとめています。
マクドナルドでプレイしてみた
今回は、タイトルにもあるようにNintendo Switchのオンライン対戦対応ゲーム「Splatoon 2(スプラトゥーン2)」をプレイしてみました。以下、テザリングと公衆無線LANを各30分程度、あわせて1時間程度プレイしてみた感想です。
なお、テザリングの回線は「UQ mobile」で、速度制限のかかっていない「高速モード」での接続としています。スマホの機種は「HUAWEI P20 lite」です。
テザリングでは?
結論…ふつうに行けるよ!
ナワバリバトル、サーモンランをプレイしてみましたが、遅延でキャラ操作に異常をきたすこともなく家庭の固定回線とほぼ変わらない操作感でプレイすることができました。
バトル開始時のロードが長く感じることがありましたが、バトル中にキャラ操作にひっかかりを感じるというようなことはありませんでした。固定回線でも発生することはあるので誤差の範囲内かなと思います。
高ランク帯のガチバトル等では後述の回線の速度テストの結果にも記載の通り若干不安がありますが、みんなでワイワイ遊んだり休憩中に一戦というような使い方はアリですね。
サーモンランも同様。いつもの通りのプレイ環境で切断もなくプレイすることができました。これでいつでもバイトができるね!
回線の速度はどうでしょうか。参考にテザリングしていたスマホで取得したGoogleの「インターネット速度テスト」の結果を示しておきます。
- ダウンロード:21.2Mbps
- アップロード:8.22Mbps
- レイテンシ:30ミリ秒
この中の「レイテンシ」という項目は「スマホがデータ転送要求をサーバに送り、それが返ってくるまでの応答時間」のことです。レイテンシが小さければ小さいほど性能が良く、ゲームの動作に遅延が発生しにくくなります。
スプラトゥーン2の場合は、ネット上の情報では50ミリ秒程度までであればプレイできるといわれていますので、30ミリ秒はギリギリ及第点かなという印象です。ちなみに参考として比較すると、私の自宅の固定回線で3ミリ秒程度でした。やはり4G回線のほうが遅延は発生しやすい傾向にあります。
公衆無線LAN(マクドナルド FREE Wi-Fi)では?
そもそもNintendo Switchで公衆無線LANに接続できるか?
可能です。
マクドナルドの公衆無線LAN(マクドナルド FREE Wi-Fi)はインターネット接続時、アクセスポイントへの接続まで確立された後に「このネットワークを使うには、手続きが必要です。」というメッセージがでます。
この状態ではインターネット接続されていませんが、「つぎへ」に進むとWebブラウザが立ち上がり、マクドナルド FREE Wi-Fiのサイトに転送されます。接続方法は以下のサイトを参照ください。
http://www.mcdonalds.co.jp/shop/mcdwifi/
さて、マクドナルド FREE Wi-Fiでプレイしてみた感想ですが…。
結論…こっちもふつうに行けるよ!
こちらでもナワバリバトル、サーモンランをプレイしてみましたが、遅延等でキャラ操作に異常をきたすことはありませんでした。「UQ mobile」のテザリングでの接続に比べると、ロード時間が長くなるということもなくプレイできました。
新幹線でプレイしてみた
続いて、東海道新幹線(東京~名古屋間)の車内で「Splatoon 2(スプラトゥーン2)」をプレイしてみました。条件もマクドナルドのサイト同じくテザリングの回線は「UQ mobile」で、速度制限のかかっていない「高速モード」での接続とし、スマホの機種は「HUAWEI P20 lite」を使用しました。
今回はプロコンを持って行ったので、座席のテーブルを出してその上でプレイ。新幹線の振動で少しずつ本体がずれていくので卓上ドックが欲しいところですね…。あと無線でイヤホンが使えるようになるといいのですが…。
テザリングでは?
結論…場所によってはできるが…快適とはいいがたい!
やはり高速移動中は4G回線といえども回線の安定性はかなり低いです。新幹線のいる場所によって接続状態が大きく左右されます。
- 東京~新横浜間であればマクドナルドでプレイした時と同じ感覚でプレイ可能
- 新横浜~浜松間は絶望的
- 浜松~名古屋間は時々切断されるがなんとかプレイは可能
特に新横浜を出てトンネルを通過することが多くなったとたんに「通信状況が不安定になっています」のメッセージが頻発。
私事で大変恐縮ですが、一番悲しかったのはそれでもなんとかプレイが続行できて「もうこれは完全に勝ったでしょ!」という試合の終了時の「Finish!」メッセージが出た瞬間の切断。
その後フリーズして30秒後にメッセージが出て「アアアアアア!」となりました。合掌。
サーモンランでも…。
バイト仲間よ…スマン…。
こちらも参考で東京~新横浜間で取得したGoogleの「インターネット速度テスト」の情報を掲載しておきます。
- ダウンロード:12.7Mbps
- アップロード:7.71Mbps
- レイテンシ:22ミリ秒
ダウンロードやアップロードの値は都内に比べると低いもののプレイできないというレベルではありませんね。複数回取得してみましたが、平均して上記と同じような値でした。
公衆無線LAN(Shinkansen Free Wi-Fi)では
…接続できない?
マクドナルドで公衆無線LANに接続したときのように「このネットワークを使うには、手続きが必要です。」というメッセージが出ませんでした。
Nintendo Switchでは、インターネット接続時にアクセスポイントだけに接続してWEBブラウザで認証ということができないので、インターネット接続確立ができません。
通信量の消費はどれだけ?
テザリング使用時にやはり気になるのは「データ通信量」ですよね。
テザリングするスマホの機種によっては、「データ通信量の上限」を決めて上限を超えるような通信が続く場合にアラートを出してくれるような設定ができるものがあります。今回はどの程度使用されるのかをテザリング有効時に設定できる通信量の項目で確認しました。
その結果は1時間の使用で以下の通り。
1時間当たり136MBとなりました。
もっと通信量が大きくなるものと思っていたのですが意外といきませんでしたね。倍ぐらいの200~300MBくらいはいくかなと思っていました。1時間でこの程度なら出先で時間をつぶしたりする際も気軽にプレイできますね。
まとめ
通信状況のよいところであれば、テザリング・公衆無線LANともにプレイできることを確認しました。マクドナルドでちょっと休憩がてら…人を待ちながら…一戦ということも十分可能ですね。
残念ながら新幹線などの特急電車での高速移動中のプレイはなかなか厳しいところがありますが、都市部でのテザリングであれば問題なさそう。新幹線のWi-Fiについては、今後の改善に期待したいところです。