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パーソナルシュレッダー GBC「GSHA11M-B」レビュー

2019年5月24日

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個人情報が記載された書類や郵送物、カードやCD/DVD等のディスク等、そのままゴミとして捨てられない物の処理って大変ですよね。今回はこれらの処分に便利な電動パーソナルシュレッダー GBC「GSHA11M-B」をレビューします。

パーソナルシュレッダー GBC「GSHA11M-B」

今回レビューするシュレッダーは「アコ・ブランズ・ジャパン」が販売しているブランドGBCのパーソナルシュレッダー「GSHA11M-B」です。

スペック

「GSHA11M-B」のスペックは以下の通りです。

  • 消費電力:100 W
  • サイズ:W320 x D200 x H225 mm
  • 質量:5.0 kg
  • 細断容量 : 6.0L(A4コピー用紙 約35枚収納)
  • 定格連続運転時間:6分

消費電力については他社(コクヨ)の同等の機能を持つ機種が70~80Wのところ100Wと少々高め。ただ、個人での使用にあたっては稼働時間も長くないのでそれほど気にする必要はないと思います。

サイズは紙類とメディアの細断が可能な機種の中ではかなりコンパクトな部類です。シュレッダーというとゴミ箱タイプの高さがあるものが一般的ですが、「GSHA11M-B」は高さが200mm強で机の上に置いても違和感がないサイズです。

重さもこの機能で5.0kgは軽量な部類ですが、前述の通りかなりコンパクトなのでサイズに対して重いと感じることもあるかもしれませんね。

細断容量は6.0Lと他社の機種に比べると少ないですが、A4コピー用紙が約35枚収納可能ですので、はがきやちょっとした書類の細断程度の個人利用では問題ないサイズかと思います。

連続運転時間は約6分。業務用のシュレッダーに慣れているとちょっと短いかなと思うかもしれませんが、大量の細断を行わない限りは十分な時間です。この連続運転時間の限度を超えたり、負荷がかかったりした場合、自動的に運転が止まってしまいます。クールダウンのため約45分停止状態にしておくと、再度使用が可能となります。

機能

シュレッダーとしての機能は以下の2つです。

紙類の細断

紙類の細断のカタログスペックは以下の通りです。

  • 細断方式:マイクロクロスカット 3 x 8 mm
  • 最大細断枚数:A4コピー用紙5枚[50/60Hz]
  • 定格細断枚数:A4コピー用紙4枚[50/60Hz]
  • 投入幅:A4サイズ (230 mm)
  • 細断速度2.2 m / 分[50/60Hz]

細断方式はクロスカットの 3 x 8 mm。かなり細かくカットされますのでセキュリティ面でも安心して使えそうです。細かくなることでボリュームも減らせるのでゴミとして捨てる際にも便利ですね。

最大細断枚数は5枚とありますが、3~4枚程度が現実的かなと思います。5枚だと紙の質によっては停止してしまったり、紙詰まりしやすいので3~4枚で細断することをおすすめします。

投入幅はA4サイズなので、資料等も折りたたまずにそのまま細断可能な点は便利です。A3サイズの資料でも1回折り畳みでスムースに細断できます。

細断速度については、業務用のシュレッダーと遜色ない速さです。特別早くも遅くもありませんが、最大細断枚数に近いと少々細断速度が低下してしまいます。

メディア(カード・CD/DVD等のディスク)の細断

  • 細断方式:ストレートカット 5分割
  • 最大細断枚数:1枚[50/60Hz]
  • 定格細断枚数:1枚[50/60Hz]

メディアの場合は細断方式は等間隔での5分割です。IC・磁器タイプ以外のプラスチック製カードや各種ディスクは細断可能ですが、IC・磁器タイプのカード場合は細断不可なので注意が必要です。

最大細断枚数は1枚。入力口が1枚程度の幅しかないので、2枚以上入ることはなさそうです。

開封の儀

今回はAmazonで購入しました。

パッケージのダンボールそのものに伝票が張られた状態で到着。パッケージはこんな感じです。

内容はいたってシンプル。本体と紙の取扱説明書のみで付属品は特にありません。保証書は持ち込み修理用のものが取扱説明書の最後のページについているタイプです。

上面に紙類の投入口とメディア投入口が用意されています。手前部分にスライド式の電源スイッチと電源ランプがあります。

電源スイッチは真ん中が「電源 切」、左が「電源 入 自動正転」のモード、右が「手動逆転」のモードです。

左側にスライドさせると電源が入りますが、投入口にセンサがついており、紙を近づけた時だけ刃が回るようになっています。

右側にスライドさせると紙を近づけなくても連続的に逆転します。主に紙詰まりの際に使用するモードです。

前面に引き出し式のダストボックスが装着されています。非常にシンプルでダストボックスのロック等はありません。ただ、ボックスの装着口にもセンサがついており、ダストボックスが正常に装着されていないと電源ランプが点灯せずシュレッダーが動作しない仕組みになっています。

ダストボックスの中は仕切りがついています。奥側がメディア用、手前が紙類用です。もちろんこの仕切りは取り外すことができるので、どちらかの細断のみである場合は収納領域を増やすことができます。

電源コードは本体に直でついているタイプです。ケーブルの長さは1m程度でしょうか。

使い心地について

紙類の細断について

上記の「機能」で触れている通り、4枚重ねで細断するのが一番スムースです。運転時間の6分間の制約があるので大量の細断は若干荷が重いかなと思いますが、ダストボックス2杯分(約70枚)程度であれば細断しきれます。細断速度もA4用紙サイズ4枚で5秒以内には細断完了します。

さすがマイクロカットといったところか、細断された後のチップはこんなに小さいです。手回しの手動シュレッダーに比べるとセキュリティ面からの安全性もかなり高いと思います。この点は業務用のシュレッダーと変わりない性能ですね。

紙細断時のステープル(ホッチキス)について

10~11号のステープルであれば細断可能とのこと。ただ、どのみち4枚程度にまとめて細断する必要があるので、細断時にちぎって捨ててしまうほうが刃には優しいかもしれませんね。

メディア類の細断について

1枚ずつの細断になりますが、紙類の細断と同じくらいのスピードで細断されます。もうすこしゆっくり刃が回るのかなと思っていましたが、このスピードは少し意外でした。説明書に記載があ

ったのですが、どうも紙類とメディア類の切断用の刃は一体型のようなので、メディア類の細断時に服やネクタイ等が紙類側の投入口にかからないように注意が必要です。ただし、一緒に刃がまわるからといって紙とメディアを同時に細断することは不可とのこと。

BDメディアを細断してみましたがこんな感じで細断されます。

注意点

オートカットオフ(クールタイム)が分かりにくい

6分間以上連続で細断したり、負荷がかかった状態となると、モーター保護のためにオートカットオフ機能が働いて本体が停止します。

Amazonのレビューでも触れられていましたが、このとき何の前触れもなくいきなり止まるので「故障かな?」と感じる方も多いようです。電源ランプもオートカットオフ作動を示すことはなく、点灯のままで、逆回転も動作しなくなるので最初はかなり不安になりますが、仕様通りの動作なのでご安心ください。

説明書に記載の通り、必ず電源を切って45分程度待った後に、再度電源を投入すれば再び使用することができます。

このとき電源を切らずにそのままにしておくと、復帰時に急に細断が始まってしまうので、必ず電源を切るようにしましょう。

紙状のものでも細断不可のものがある

フィルム等の細断は故障の原因となるため細断不可。特に封筒などについているフィルムや糊面などは注意が必要です。説明書に記載のあったものを以下に列挙します。

  • OHP
  • 新聞紙
  • カーボン紙
  • ポリ袋
  • ビニール
  • フィルム
  • ラベル用紙
  • シールなどの糊のついたもの
  • クリップ
  • ピン
  • 10号・11号針以外のステープル
  • 濡れた紙

ダストボックス着脱時にチップが散らばる

仕方がないところではあるのですが、ダストボックス着脱時に刃にくっついていたチップが落ちてくる点は注意が必要です。大量に落ちてくるということはないのですが、写真のような感じでポロポロ取りこぼしがあるような感じで落ちてきます。

ダストボックスの清掃時にはハンディクリーナー等があると便利ですね。

さいごに

コンパクトでかつパワフルな働きのパーソナルシュレッダー「GSHA11M-B」。見た目はシンプルを通り越して少々武骨ではありますが、機能はかなりしっかりおり値段も手ごろなので、個人向けシュレッダーとしておすすめの品です。

シュレッダーの刃を長持ちさせるメンテナンスシートも販売されていますので、合わせて購入をおすすめします。

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