「HUAWEI WATCH GT」が水泳(スイミング)のワークアウト記録(運動記録・活動記録)に使えるかどうかを試してみました。記録結果の精度についても記載します。
HUAWEI WATCH GTとは
「HUAWEI WATCH GT」はHUAWEI社が2018年11月に発売を開始したスマートウォッチです。
製品の機能等についての詳細は以下の「購入時レビュー」および「使用後レビュー」をご覧ください。
HUAWEI WATCH GT2とは
HUAWEI WATCH GT2は、HUAWEI WATCH GTの後継機種です。
GT2は、無印GTでは再生できなかった音楽の再生ができるようになり、軽量化とともにバッテリーの持ちについても改善されています。記録できる運動のメニューも増えているので、価格差が気にならないのであれば、無印よりもGT2を購入することをお勧めします。
HUAWEI WATCH GTは防水なのでプールで着用可能
HUAWEI WATCH GTは、公式では50メートルの耐水性能があるとのこと。ですので、プールやスパ・お風呂でも全く問題ありません。
私は直近3か月、週4~5程度の頻度でHUAWEI WATCH GTを着用してジムのプールでスイミングしていますが、現状は特に故障や機能上のエラーが発生することなく使用できています。
私はスポーツタイプのバンドを使用しています。お風呂に入る場合は人間の皮脂などにより白い膜が貼る場合がありますが、石鹸等で洗えば簡単に汚れは落とすことができます。
HUAWEI WATCH GTを着用できるジム・プールについて
スマートウォッチを着用してスイミングできるジム・プールについてはいかの記事にまとめましたので、気になる方はチェックしてみてください!
HUAWEI WATCH GTは水泳(スイミング)の活動記録が可能
自動的に記録できる項目は?
活動記録でスイミングを選択した際に自動的に記録できる項目は以下の通りです。
- 開始日時
- 泳いだ距離(メートル単位で表示)
- 泳いだ時間(時・分・秒で表示)
- 消費カロリー(kcalで表示)
- メイン泳法
- ストローク数
- プールの全長
- ラップ数
- 平均ペース(秒/100mで計測)
- 平均ストローク率(回/分で計測)
- 平均SWOLF
一般的にスイミングの活動記録で自動的に記録されると思ってよいです。
プールの全長については、他機種では事前に登録する必要のあるものもありますが、HUAWEI WATCH GTでは設定等なしで自動的に距離を計測し記録してくれます。
記録されたデータはHuawei Health(ヘルスケアアプリ)で閲覧
記録されたデータについては、HUAWEI WATCH GTとのペアリング等の設定を行うアプリ「Huawei Health(ヘルスケア)」にて閲覧することができます。
Huawei Health(ヘルスケアアプリ)で閲覧できるデータ
統計データ
Huawei Healthでは、このような統計データをグラフつきの数値で見ることができます。また、集計結果だけでなくブレイクダウンして確認することもできます。グラフ中の確認したい日や時間をタップすることで、時間などの詳細情報を確認可能です。
なお、統計データは以下のような期間で集計を行うことができるようになっています。
- 全期間の合計
- 年ごとの集計結果
- 月ごとの集計結果
- 週ごとの集計結果
ワークアウト毎のデータ
統計データのほかに各ワークアウト毎のデータも詳細に確認できます。
ワークアウトの詳細データ
詳細データの項目では、各ワークアウトの記録データの詳細やパフォーマンスに関して計測した結果を確認することができます。
各ラップ(区間)ごとのデータ
プールでのスイミングは基本的にプールの区間を往復することになるので、各区間のラップタイムやどのような泳法で泳いだのかも記録されます。
なお、各ラップごとのデータについては以下の項目で記録されます。
- 泳法
- 当該ラップで泳いだ距離
- ラップタイム
- ストローク数
- SWOLF
- ペース
各ラップの統計データ(チャートデータ)
各ラップのデータは数値だけでなくグラフで視覚的に確認することもできます。ここでは統計情報として平均データや最大値のデータなども閲覧可能です。
ペースは100メートルごとの平均ペースの数値とグラフが表示されます。
ストローク率では、ストローク率の平均と最大値のデータとともにグラフが表示されます。
SWOLFも平均と最高値のデータとグラフが表示されます。
HUAWEI WATCH GTの水泳(スイミング)の記録精度について
HUAWEI WATCH GTでは、上でも触れている通り、以下の項目が自動的に記録されます。
- 開始日時
- 泳いだ距離(メートル単位で表示)
- 泳いだ時間(時・分・秒で表示)
- 消費カロリー(kcalで表示)
- メイン泳法
- ストローク数
- プールの全長
- ラップ数
- 平均ペース(秒/100mで計測)
- 平均ストローク率(回/分で計測)
- 平均SWOLF
ここでは、それぞれの項目の記録精度について、実際に3か月ほど使用してわかったことを解説していきたいと思います。
泳いだ距離・ラップ数の記録はほぼ正確にカウントされる
おそらくほとんどの人がこの項目が記録されることを期待していると思います。
結論から言うと、泳いだ距離・ラップ数の記録はほぼ正確です。しっかり25mを泳ぎ切って壁までタッチを徹底すれば誤ったカウントをされることはあまりありません。なので、安心して使ってOKだと言えます。
ただし、上記のようにしっかり泳ぎ切っても、時々正確にラップカウントされない事象が発生することはあります。このような異常が起こるのは、以下のようなケースの場合で発生しやすいです。
- ターン直前で著しく速度を落とした場合
- どこかで立ち止まってしまった
特に、遠泳コースなどで継続的に泳ぐようなコースでは、コース中の混雑具合で速度を落とさざる得ない場合がありますので、カウントにミスが発生してしまうこともあるでしょう。
ただ、頻度としては、1000m泳いで25m分がカウントされないことが10回に1度くらいある感じですので、個人的にはあまり気にしなくてもよいかなと思います。
メイン泳法の記録は若干怪しい
メイン泳法の記録はあまり精度が高いとは言えません。クロールで泳いでいるものがバタフライや平泳ぎとして記録されることが時々起こります。
これもスピードが著しく落ちた場合などに発生しやすいです。
一時的に泳法を変えた場合も、「メドレー」として記録される場合もありますのでご注意ください。
ストローク数はまあまあ精度よし
概ね実際のストローク数と合致した値で記録されているようです。ちなみにクロールは左右のストロークペアで1回とカウントされます。
まとめ
「HUAWEI WATCH GT」が水泳(スイミング)のワークアウト記録(運動記録・活動記録)に使えるかどうかを試し、記録結果とその精度について記載しました。
欲しい記録も概ねとれており、趣味でスイミングをする分には十分実用に耐えうる機能を持っています。また、記録精度は若干怪しい部分はあるものの、泳いだ距離や時間などの基本的な部分については高い精度で記録されるので、安心して使えると思います。