ライフスタイル

防災グッズを組み合わせ!自作の非常持ち出し袋の作り方

いつ起こるかわからない地震・水害などの災害。

生き延びるためにはやはり日ごろの備えが必要ですよね。

我が家でもこの夏、自治体のガイドラインを参照して防災用品の点検をしたところ、今まで支給されていた避難用の非常持ち出し袋では不十分ということがわかりました。

最近は非常持ち出し袋もセットで売られていることが多くなりましたが、自分たちに合った道具を選択するのも防災のうちだと考え、非常持ち出し袋を自作することにしました。

今回は、我が家で行った各ステップをたどりながら、非常持ち出し袋の作り方を説明していきたいと思います。

ステップ1:必要なものを調べる

まず、非常持ち出し袋に入れるべきものが何なのか調べるところから始めました。

結論から言うと、非常持ち出し袋に入れるべきものは、避難所に向かうまでに最低限必要なもの、1~2日生活をするための道具です。

各自治体などから非常持ち出し袋に入れるべきものがリストアップされているので複数のリストを参考にして物品リストを作りました。以下は大人2人、子供1人を基準にリストアップしたものです。

こうしてみるとかなりの量であることがわかります。

ステップ2:集める

リストアップが終わったら、用途や人数に応じて必要個数を算出し、必要な物品は購入することに。

基本的にはAmazonや楽天などの通販サイトで購入し、既に家にあるものはそのまま詰めるという感じで集めていきました。

リュックサック

十分なサイズで、かつ、背負ったときに自由がききやすそうということでamazonベーシックのリュックサックを選びました。

お値段がリーズナブルなわりにしっかりしたつくりで、収納ポケットもたくさんある点は便利です。

ペットボトル入り飲料水

生きるために必要な水。一人当たり1L程度を目安にしました。

避難所にも備蓄されていることが予想されますが、何らかのアクシデントで使用できない可能性もあります。必ず用意しておくようにしたいもののひとつです。

まとまった量を備蓄用で用意するとかなり重いので、通信販売で購入して必要な分だけ袋に入れるようにしました。

食品(カロリーメイト、ゼリー等)

1~2日分と考えると、一人当たりカロリーメイト3箱、ゼリー2袋分程度としました。

懐中電灯

懐中電灯はLEDタイプの頭につけるタイプのものを2つ、手持ちのものを1つ用意しました。

ヘッドライトはキャンプで使用してみてかなり便利だったのと、避難する際に落としてしまうリスクの回避や暗がりでの作業時に両手を使える点を考慮して採用しました。

ロウソク

最近は避難所では火災防止のためにロウソクを使わないという話も聞きますが、懐中電灯が使えない時のためにロウソクは念のために人数分用意しています。

ライター

火をおこす道具はやはり必要だろうということで用意しました。基本は1本でよさそうですが、予備として2本用意しています。

万能はさみ or ツール付ナイフ

こちらも切るための道具は用意しておいた方がよさそうということで。1つあれば十分かなと思っています。

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中林製作所(Nakabayashi Seisakusho)

携帯ラジオ

災害の規模によってはスマホが通じなくなる可能性があるため携帯ラジオも用意します。手回し式なども候補にあがりましたが、スタンダードな電池式のものを選びました。

軍手

作業する際にけがをしないよう手を保護するために必要です。軍手は1人1つずつ用意しました。

ロープ(7m)

脱出用、救助用として使用できます。正直、使いどころはあまりなさそうではあるのですが、複数自治体のリストで出てきたことと、いざというときのために用意しました。

自衛隊のYouTubeチャンネルには、ロープの扱い方講座がアップロードされているので、ロープの使い方や結び方は事前に覚えておきたいところです。

常備薬

いつも使っている薬がある場合は、使用期限を確認の上、袋の中に入れておきます。

我が家はアレルギーの人がいるのでアレルギーの反応を抑える飲み薬と、子供でも使える痛み止めを用意しておきました。

レジャーシート

レジャーシートはキャンプで使用しているコンパクトなものと、念のため厚手のものをそれぞれ1枚ずつ用意しました。

日よけとしても使う可能性があるため、厚手のものは遮光性の高いものを準備しています。

サバイバルブランケット

銀色のアルミ素材のシートです。このタイプは携帯性も高く保温性が高いのですが、カサカサ音が目立つのでなるべく音の小さいものを選びました。こちらも人数分用意しています。

ちなみに、アルミシートは通気性はほとんどなく冬場にこれにくるまっていると結露する可能性があるので注意が必要です。

簡易トイレ

災害の規模によってはトイレの水が流れなくなる可能性があるため、洋式便器などにかぶせて使うタイプのものを用意しておきます。

あればあるだけ安心という感じではありますが、最低一人1枚ずつ用意しています。

タオル

敷く、巻く、温める、隠すなど様々な使い方ができるため必須。

かさがかなりあるので、フェイスタオルを一人当たり2枚ずつ用意しました。

ポリ袋(大)・ポリ袋(小)

こちらもタオル同様、様々な使い方ができるため用意します。

ゴミ袋として使えるような大きめのものと、手提げレベルの小さめのものをそれぞれ用意しています。

トイレットペーパー

ティッシュペーパーでもよいのですが、水に流せるという利点もあるのでトイレットペーパーを選択しました。

こちらは1~2日であれば1個あれば十分だと思い1個だけ用意しています。

ウェットティッシュ

厚手のウエットティッシュを用意。100均などで売っているものでもよいと思います。

予備も含めて2個用意しました。

現金(硬貨)

公衆電話を使用するために硬貨が必要になる可能性があるため、小銭を用意しました。

あまり使いどころはなさそうですが、念のため。

布製ガムテープ

水に強い布製のガムテープを用意しました。布と組み合わせて簡易的なキズテープや、油性ペンと組み合わせて付箋のようなメモ帳として利用するなど、使い道がたくさんあります。

こちらも1~2日であれば1個あれば十分だと思い1個だけ用意しています。

油性マジック(太)

コミュニケーションの手段として。布製ガムテープとの組み合わせも良いです。

マッキーのような太字と細字が両方書けるタイプを選びました。

筆記用具(メモ帳、ペン)

災害の規模によっては、コミュニケーションの手段が限られてくる可能性もあるため、アナログなメモ用品も念のため用意。

ペンは水でにじみにくい油性のマジックか油性のボールペンを選択しました。

救急袋

特に三角巾とガーゼは怪我の際には必要になりそうなので、一人1枚ずつ用意しておきました。

  • 毛抜き … 1本
  • 消毒液 … 1本
  • 脱脂綿 … 適量
  • ガーゼ … 3枚
  • 絆創膏 … 大判10枚
  • 包帯 … 2巻
  • 三角巾 … 3枚
  • マスク … 3枚

防災頭巾

袋の中にいれるものではありませんが、用意するものとしてリストアップしています。

ヘルメットがベストだとは思うのですが、かなり嵩張るのと値が張るのでこちらを選びました。避難所では座布団代わりにも使用できます。

電池(単三・単四電池)

ラジオやLEDライト用の予備電池です。必要本数を用意しておきます。

ステップ3:リュックサックに詰める

リュックサックの形状にもよりますが、基本的に詰める作業はすぐに使わない道具は奥の方に、すぐ使うものはポケットやすぐにアクセスできるところに詰めるようにします。

例えば、避難所でしか使わない飲料水や食品類は奥へ、懐中電灯やナイフなどの道具はポケットへ、救急箱などすぐ使えるようにすべきものは整理しやすく取り出しやすいところに入れておくのがいいと思います。

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