ひとり開発合宿をやってみました。今回お世話になったのは稲村ケ崎にあるコワーキングスペース「Think Space 鎌倉」。とても有意義な時間を過ごせましたのでレポートにまとめます。
ひとり開発合宿とは
ひとり開発合宿とは、ずばり…ひとりで「開発合宿」を行うことです!身も蓋もないですね。
ひとり開発合宿は多人数で行う通常の開発合宿と異なり、ひとりでビジネスホテルや宿泊可能なコワーキングスペース等に宿泊して行います。
ひとり開発合宿のメリット
「ひとりでやるなら家でやればいい」という意見もあるでしょうが、以下のようなメリットがあります。
自宅にある娯楽環境を断って作業できる
自宅にいるとついゲームやマンガ、テレビ等に手が伸びてしまうもの。集中して作業するためには娯楽のある環境から離れるのが手っ取り早いです。
環境を変えることで集中できる
いつもと違う環境で作業することで、マンネリから脱出。環境が変われば作業に対する考え方も少し違ってくるかもしれません。緊張感も出るため、作業により集中しやすくなります。
家族や他人に邪魔されずに長時間作業ができる
ご家族と住まわれている方は作業中に話しかけられたり、家事を依頼されたりすることもあるでしょう。特にお子さんがいらっしゃる環境では、自宅でまとまった時間をつくるのは至難の業。
また、環境を変えるだけならば、カフェや図書館等で作業することもできますが、こういった場所で作業できるのは短時間です。どうしても時間の制約がでてきます。その点、ひとり開発合宿ならカンヅメ状態で作業が可能です。
観光でリフレッシュできる
合宿ついでに観光も楽しめます。合宿先に温泉地や景勝地を選べば心身ともにリフレッシュできますよ。観光地でなくとも知らない街を散策したりするだけでも心持は違ってくるはず。
今回の合宿先「Think Space 鎌倉」とは
今回お世話になった合宿先は「Think Space 鎌倉」。宿泊施設もある泊まれるコワーキングスペースです。囲炉裏のある古民家を改装しているので趣のある場所でゆったりとした時間を過ごせます。施設の詳細については後ほど。
予約
前日までどこでひとり開発合宿をやろうか決めあぐねていた私。というのも、鎌倉付近でビジネスホテルでカンヅメ状態でやろうというところまでは決めていたのですが、求める条件(Wi-Fi環境が欲しい、観光したい、温泉に入りたい…)に合致する場所がありませんでした。
いっそホテルとは別に作業自体はコワーキングスペースでやったらどうか、と調べて見つけたのが「Think Space 鎌倉」。サイトを確認すると宿泊もでき、予定していた宿とそれほど宿泊費も変わりません。予約の電話をしてみたところ、運よく宿泊部屋が空いていたので即決しました。到着時間を電話で伝え、当日のチェックイン方法を確認して予約完了。
チェックインまで
1日目は10時頃に新宿から小田急を利用して藤沢まで移動。JRでもよかったのですが、小田急のほうが時間はかかるものの半額に近い運賃で移動できるので、ケチって小田急をつかいました。
藤沢に到着した時点で、お昼近くなっていたのでまずは腹ごしらえ。
「豚まる」で石焼ビビンバをいただきました。おこげが美味しい!PayPayも使えました。
https://tabelog.com/kanagawa/A1404/A140404/14045851/
その後、藤沢駅から江ノ電で「Think Space 鎌倉」のある稲村ケ崎に移動。
稲村ケ崎といえばサザンオールスターズの「稲村ジェーン」ですが、道中はWiennersのアルバム「DIAMOND」を聴きながら電車にゆられていました。このアルバムの中に女性ボーカルの「片瀬江ノ島」っていう歌があるんです。私はアルバムの構成がなんとなくサザンオールスターズっぽいと思うのですが、みなさんどう思いますかね。
江ノ電「稲村ケ崎駅」から徒歩5分程度。閑静な住宅街の中に「Think Space 鎌倉」はありました。
インターホン越しに予約した者であることを伝えると、運営をされている岩濱さんが迎えてくださいました。一通り施設の説明を受けた後、チェックイン。
ウェルカムドリンクでハーブティーをいただきました。緑茶党で普段はあまりハーブティーは飲まないんですが、深入りの黒豆茶のような香りで美味しくいただきました。癖になりそう。
前金制のためチェックイン時にお金を先払い。この際に部屋のカギと施設の入り口のカードキーを借ります。施設はオートロックになっているので、出入りはこのカードキーで行います。
宿泊プランを利用の場合は、2Fのキッチンは自由に使うことができます。用意されているドリンクも自由につかってよいとのこと。紅茶とハーブティーのほかにコーヒーも用意されています。
1Fのスペースはカウンターのある土間のスペースと、囲炉裏のあるフローリング・畳の間のあるスペースに分かれています。土間側にはちょっとした運動ができるコーナーも。室内はWi-Fiが使用できるので、チェックイン時にパスワードの確認をお忘れなく。
囲炉裏の間と畳の間にはヒトをダメにするソファが鎮座しております。寒い日は囲炉裏に火が入るそう。当日は気温が高めだったので使用していなかったそうですが、囲炉裏、趣深いですね。
宿泊スペース
1人部屋と2人部屋の二部屋用意されています。今回は1人部屋のほうを利用。部屋の中はカウンタータイプの机とシングルベッドのみというシンプルな構成。無駄なものは全くなく作業に集中するにはうってつけです。
当日はもう一人泊まりで利用されている方がいらっしゃったようです。その方は土間のカウンターで作業されていたので、私は宿泊部屋の机で作業することにしました。
人の声や車の音はほとんどなく、聞こえるのは鶯の声のみ。延々とRubyのプログラムを写経&写経&写経…という感じで集中して学習することができました。
観光
夕方からは気分転換に稲村ケ崎を散策。
江ノ電周辺はとんびが飛んでいます。食べ物を持っていると上空からアタックされるそうです。気を付けましょう。
温泉
コワーキングスペースでもシャワー利用は可能ですが、バスタオル等は自分で持っていく必要があります。稲村ケ崎駅から徒歩5分程度のところに「稲村ケ崎温泉」があるので、こちらを利用するのもよいかもしれませんね。
https://www.inamuragasaki-onsen.jp/
今回は、江の島へ出て「江の島アイランドスパ」で温泉につかり日頃の疲れを癒すことにしました。詳しくは以下の記事をご覧ください。
食事
コワーキングスペースでもアドバイスいただいたのですが、鎌倉周辺は飲食店が閉まるのがとてもはやく8時くらいにはラストオーダーの店も結構あるとのこと。根詰めすぎて食事の時間を遅めにしてしまうと夕食難民になるので注意しましょう。
1日目夕食
片瀬江ノ島駅の前にクア・アイナがありましたので、江の島アイランドスパの帰り道にチーズバーガーを食しました。店員さんに確認したところクア・アイナでもラストオーダーは21時頃とのこと。
2日目朝食
江ノ電「稲村ケ崎駅」から海岸側に向かったところにセブンイレブンがありますので、温泉の帰り道に朝食を購入。時間が少し遅かったせいかおにぎり類はほとんどなく、パンをチョイスすることにしました。このあたりも早めに購入しておいたほうがよさそうですね。
チェックアウト
チェックアウト時間は11:00。時間いっぱいまで作業することができました。
料金は前払いとなっているので、チェックアウトは時間に宿泊部屋の鍵とカードキーを返却するのみです。
最後に
今回はコワーキングスペース「Think Space 鎌倉」で宿泊滞在しながらのひとり開発合宿。観光・温泉を楽しんでリフレッシュしつつ、穏やかな環境で集中して作業ができました。
コワーキングスペース自体も隠れ家的でありつつ、ふらっと立ち寄りたくなるような雰囲気でした。ちょっと一人になりたいときに、都心から1時間ほどで行けるという立地も魅力的。忙しい生活のなかで一息つきたい方、リフレッシュしつつ仕事に集中したい方におすすめしたい場所です。