スマホカメラの画質ではちょっと満足できないけど一眼レフまで手を伸ばすのはちょっと…。イベントのために一眼レフは持っているけれど、ちょっとした外出でもきれいな写真が撮りたい…。そんな初めてカメラを購入するパパ・ママやサブカメラとしての2台目を考えるパパ・ママにおすすめしたい、予算4~5万円台のコンデジを紹介します!
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【子育てカメラ】4~5万円台のパパママにおすすめのコンデジ3選+1(2019年7月版)
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はじめての子育てカメラにおすすめしたいネオ一眼(2019年5月更新)
ネオ一眼とは一眼レフカメラに似た形のデジタルカメラのこと。はじめての子育てカメラとしておすすめしたいカメラの種類のひとつです。この記事ではおすすめしたいネオ一眼カメラのポイントをお伝えしたいと思います ...
子育てコンデジに求めるものとは?
子育てコンデジに求めたいスペックを一覧化してみました。
- スマホよりも画質が高いこと(センササイズが1インチ以上)
- 軽いこと(総重量300g前後)
- 手振れ補正がついていること(光学式手振れ補正)
- AFが早く、顔検出AFや瞳AFができること
- 必要に応じて動画も取れること(FHD~4K撮影)
- ズームが可能であること(標準域~中望遠域)
- Wi-Fi対応でスマホに画像データが転送できること
スマホよりも画質が高いこと(センサーサイズが1インチ以上)
デジカメで撮影される写真の画質はだいたいが「レンズ」と「センサー」で決まるので、きれいな写真を撮ろうとするならば、センサーサイズの大きさを考慮する必要があります。
普及型のコンデジはそれほど大きくなくスマホのセンサーと比べてもそれほど画質がかわりません。高級コンデジと言われているクラスのものは1インチ以上の大きさのものがあり、このあたりから違いが出てきます。
軽いこと(総重量300g前後)
子育て中の外出は予備の着替えやおやつ・飲み物等々荷物が多く、できればカメラに割く重量はなるべく抑えたいもの。ミラーレス一眼でもスタンダードなものはボディだけで300g以上、装着するレンズやバッテリーによってはギリギリ500g程度まで絞れますが、それでもママにはちょっと重かったりします。バッテリー込みで300g程度をターゲットに見ていきましょう。
手振れ補正がついていること(光学式手振れ補正)
手振れ補正はないよりあったほうがいいです。子供相手に撮影する際はじっくり撮影することよりも、とっさに撮影することのほうが多いからです。
シャッターチャンスを逃さなかったとしても手振れで写真が台無しになることも。そんなことことを防ぐためにも手振れ補正がついているものを選ぶとよいと思います。
AFが早く、顔検出AFや瞳AFができること
AF速度についても前述の手振れ補正と同じ理由です。子供はよく動きますからAFが早ければ早いほどうまく撮影できるチャンスが増えます。また顔検出AFや瞳AFでの追尾があればピンボケも低減できますから、オートでそうした撮影のできる機能を持つ機種は便利です。
必要に応じて動画も取れること(FHD~4K撮影)
スマホと同じ要領でコンデジでも動画が取れると便利です。特にズームができる機種であれば画質だけでなく画角的にもスマホに比べてアドバンテージがでてきます。
また、4K撮影ができる機種であれば、専用のモード(4Kフォトモード等)で撮影すれば、実質800万画素程度写真としてあとから切り出しもできます。
ズームが可能であること(標準域~中望遠域)
最近のスマホは複数レンズを持つことでズーム機能が使用できるようになったスマホも出てきたので、光学ズームはデジカメの専売特許とは言えなくなってきました。ただ、スマホの中でも高級スマホに搭載されていることの多い機能ですので、優先度は低いものの光学ズーム機能はあると便利です。
ちょっとしたお出かけの際に使用する場合は高倍率のズームはあまり必要になることはないので、標準域~中望遠域程度のズームがあると撮影しやすいです。
Wi-Fi対応でスマホに画像データが転送できること
Wi-Fi対応、これも重要です。子供との写真は家族や友達間でシェアすることが多くなりますから、すぐにスマホに画像データを転送できると便利ですね。最近はWi-FiだけでなくBluetoothで常時接続が可能な機種も出てきています。
子育てカメラにはネオ一眼という選択肢もある
ネオ一眼とは一眼レフカメラに似た形のデジタルカメラのこと。
はじめての子育てカメラとしておすすめしたいカメラの種類のひとつです。コンデジよりも、もう少し望遠でとりたい人や動画撮影も凝ってみたい方は、こちらの記事もご覧ください。
4~5万円台のパパママにおすすめのコンデジ3選+1
【Canon】PowerShot G7 X Mark II
最安価格は ¥52,767。2016年4月発売。
発売から3年経っていますが、未だに価格.comでもコンデジの売り上げトップ5中に君臨しているスタンダードなカメラです。
センサーサイズは1インチ、手振れ補正、使い勝手の良い24-100mmというズーム域に明るいレンズF1.8-2.8というほぼ全部入りの機種なのに、価格が落ち着いていて購入しやすいというのも売れている理由だと思います。ファインダーはありませんが、チルト式の液晶画面になっているので自撮りができるという点もGOOD。
とりあえず迷ったら「PowerShot G7 X Mark II」を買っておけば損はないかと思います。
【Panasonic】LUMIX DMC-TX1
最安価格は ¥49,280。2016年3月発売。
こちらも「PowerShot G7 X Mark II」と同じ時期に発売された機種。売上ランキング上では鳴りを潜めていますが、写真・動画ともに撮影できる非常にバランスがよい機種です。
センサーサイズは1インチ、手振れ補正搭載という点は「PowerShot G7 X Mark II」と同じ。この機種の特徴はこのボディサイズで25-250mmという望遠域までのズームができることです。ここまでくると旅行時のカメラもこれ一つでこなせます。また、4K動画を撮影することもでき、画像切り出しがしやすいモードで撮影すれば動き回る子供をシャッターチャンスを逃さずに撮影することも可能。
残念なのは、チルト式のディスプレイになっていないため、自撮りがしにくいという点。そしてズームが効く分レンズがちょっと暗いという点です。このあたりはズームを取るか、レンズの明るさを取るかというところなので、ニーズに合わせて選んでいけばよいと思います。
【Sony】サイバーショット DSC-RX100M3
最安価格は ¥52,980。2014年5月発売。
かれこれ5年前の機種ですがこちらもまだまだ人気の機種です。昨今の高級コンデジの隆盛はRX100シリーズを抜いて語ることはできません。
RX100シリーズは様々なバージョンのものが販売されていますが、2019年7月現在もすべてのバージョンのものが併売されています。このM3は、前述の手振れ補正等の機能をもちながら価格帯も5万円台と購入しやすい部類の機種です。逆に言えば、上で紹介したコンデジと同じような機能が発売の2年前に搭載されている点はおどろきです。
24-70mmという無理のないズームのおかげで写真の写りはピカイチです。デザインもソニーらしいすっきりとしたシルエットで購買意欲をあおります。
気になるところとしては、他の機種に比べると起動時間が少し遅く(公称1.6秒)、操作感も若干もっさりしているところがある点。ズーム域が短いというところでしょうか。
番外編【RICOH】GR II
最安価格は ¥56,440。2016年7月発売。
総重量251gという軽さのなかにAPS-Cサイズのセンサーサイズを搭載した稀代のスナップシューターGRのバージョンアップ機です。手振れ補正が搭載されサイズも小さくなった「GR III」が発売されたことにより値段もさらに下がり、5万円台という手の出しやすい価格帯になりました。
手振れ補正なし、ズームなし(単焦点のため)、動画は取れるが期待できない、AF速度もそれほど早くない等、先ほどの前提にあげたような条件にはどれも当てはまりませんが、ただ一つ言えるのが「ものすごくきれいな写真が撮れる」ということ。
ただし、前述のとおりの玄人仕様なので撮影する人の力量が問われます…。
万人におすすめはできませんが、軽い・起動が早い・センサーサイズが大きくて画質が良いという点で見ればピカイチの機種です。記録の域を超えてアートな面でも子供や家族の一瞬を切り取りたいという方にはもってこいの機種ではないでしょうか。
まとめ
初めてカメラを購入するパパ・ママやサブカメラとしての2台目を考えるパパ・ママにおすすめしたい、予算4~5万円台のコンデジをまとめました。
万人におすすめするならば「PowerShot G7 X Mark II」。ズームがほしいなら「LUMIX DMC-TX1」。個性派には「GR II」といった感じです。
スマホとの差別を考えながら、自分のニーズに合わせて機種を選ぶと後悔なく使い続けることができますので、ポイントを押さえながら購入計画を立ててみると良いと思います。