北海道の肉料理といえばやはり「ジンギスカン」。北海道のジンギスカンのチェーン店といえば「松尾ジンギスカン」ということで、新千歳空港内のフードコートでマトンジンギスカン丼と特上ラムジンギスカンを食べてきました。
松尾ジンギスカンとは
「松尾ジンギスカン」は北海道を中心にチェーン展開されているジンギスカン専門店です。ジンギスカンのブランドとしても有名ですね。
北海道立種羊場が推奨していたジンギスカンの食べ方(羊肉をタレに漬け込んで臭みを消し鉄板等で焼いて食べる方法)を北海道内に広めた店のひとつといわれています。
2019年6月時点で直営店は13店舗(北海道内10店舗、東京都内3店舗)、その他FC店やチェーン店が多数存在。本店は北海道滝川市で、直営店のほとんどが札幌市内に集中しています。
松尾ジンギスカンは以下の東京にある店舗で食べることができます。
- 新宿三丁目店
- 赤坂店
- 銀座店
新千歳空港フードコート店
新千歳空港内にも松尾ジンギスカンはあります。実は空港内には通常の焼肉スタイルでジンギスカンが食べられる店舗と、鉄板で焼いた状態で提供してもらえるフードコート型店舗の2店舗が展開されています。
今回はフードコート側の店舗で食べることにしました。
フードコート店舗で食べられるのは、主に以下の3種類のメニュー。
- 鉄板で焼いたジンギスカンとごはんとお味噌汁、漬物がセットになった「ジンギスカン定食」
- 焼かれたジンギスカンと野菜がどんぶりになっている「ジンギスカン丼」
- 羊肉がじっくり煮込まれた「特製羊肉カレー」
ジンギスカン丼は通常の丼のほか、うま辛・卵とじ・ステーキ丼などのバリエーションもあります。また、ジンギスカン定食・ジンギスカン丼は、使われる肉がマトンかラムかを選ぶこともできます。ちなみにマトンとラムの違いは…。
- ラム:生後1年未満の仔羊の肉
- マトン:生後1年以上の羊の肉
マトンに比べるとラムのほうがクセがなく柔らかい肉質です。マトンのほうが独特のにおいがあります。ただ、実際に松尾ジンギスカンを食べてみるとマトンの独特のにおいは思ったより気になりません。
注文
一般的なフードコートと注文は同じで、店舗のカウンターで直接注文して清算後、呼び出し器(ピーピーなるやつ)を受け取ります。提供時間も思ったより早く、5分~10分ほどで提供されるので店の近くで待っているといいと思います。
いざ、実食
ジンギスカン丼(マトン)
ごはんの上に焼いたマトンともやしなどの野菜、いんげんが載せられて、その上にしろごまと小口ネギが散らしてあります。
肉にはしっかり味がついていて羊肉独特のにおいはほとんど感じられません。また、生ニンニクを使用していないこともあって、ニンニクが苦手な人でも食べられる味付けになっています。肉の柔らかさはやや硬めですが、噛み切れないということはありませんし、むしろ歯ごたえがあっておいしいと感じました。
箸のほかにスプーンも店舗脇のコーナーに用意されていました。
特上ラムジンギスカン(単品)
特上ラムのジンギスカンは単品で注文しました。こちらは熱々の鉄板で提供されます。
丼ぶりにくらべると肉の下にひかれている野菜が多めで、特製のたれがかかった状態でやってきます。薬味のトッピングはジンギスカン丼と同じですが、こちらは白ゴマがかかっていません。
マトンのジンギスカンに比べると肉質は滑らかで柔らかいですし、肉の厚みも少し薄めで食べやすいです。もうちょっと肉の量はあってもいいかなと感じですが、野菜もそれなりに摂れるので、定食としてはこのあたりがちょうどいいバランスなのかなと思います。
さいごに
フードコートでも楽しめる松尾ジンギスカンについて紹介しました。提供時間も5~10分程度と早いので「北海道を離れる前にもう一度ジンギスカンを…」というようなケースでも食べやすいと思います。
自分で焼いて食べるという醍醐味はないものの、気軽に手ごろな価格で食べられるというのは旅行の際には便利ですので、店舗があることを覚えておいても損はないかと思います。