Xiaomi Mi Note 10 Pro とは
2019年12月に日本進出を果たしたXiaomiから発売された初の日本向けスマートフォンが「Xiaomi Mi Note 10」シリーズです。
今回紹介するのはこの「Xiaomi Mi Note 10」シリーズの中にの高スペック版である「Xiaomi Mi Note 10 Pro」。5万~6万円台という価格帯で必要十分なスペックをもちつつ、高い評価を得た5眼カメラを搭載したコストパフォーマンスに優れた機種です。
スペック
Xiaomi Mi Note 10 Proのスペックは以下の通りです。
- ディスプレイ:6.47インチ 2340 x 1080 FHD + 398 PPI 3D曲面有機ELディスプレイ
- バッテリー容量:5260 mAh
- メモリ、ストレージ:RAM 8GB / ROM 256GB
- CPU:Qualcomm Snapdragon 730G
- カメラ:世界初の1億800万画素ペンタプリズム式カメラ
- SIMスロット:デュアル NanoSIM スロット
- 付属品:電源アダプター / シンプルな保護カバー / USB Type-C ケーブル / SIM 取り出しツール / ユーザーガイド / 保証書
- OS:MIUI 11
Xiaomi Mi Note 10 Pro を半年使って良かったところ
Xiaomi Mi Note 10 Pro を半年使ってみてポジティブに感じた点をまずは列挙してみたいと思います。
バッテリー持ちはガンガン使っても2日持つ
まずバッテリーの持ちがとても良いです。これはメリットとして非常に大きい。バッテリー容量は5260 mAh というのは伊達じゃないですね。
1日1~2時間のWebブラウジング、Twitter、時々カメラで撮影という感じで使用している分では、2日間はバッテリーが持ちます。
私は就寝中に充電することが多いのですが、うっかり充電を忘れてしまっても、2日目の残量にある程度余裕があるので、このバッテリー容量は助かっています。
Huawei Watch GTでも感じたことなのですが、ウェアラブル機器で充電をあまり気にせずに生活できるのは本当に便利です。一度体験するともとには戻れません。
ゲーム不要の人には過不足のないスペック
次に、CPU/メモリのスペックについて触れておこうと思います。
この機種のCPUは、Qualcomm Snapdragon 730G。性能的にはミドルレンジモデル向けのCPUです。
メモリは大容量の8G。私用で使っているPCと大差ないのが驚きです…。
さて、実際の使い勝手ですが、Webブラウジング、YouTubeなどの動画再生を行う分には十分なスペックです。半年間使った中で、Chromeで妙な引っ掛かりを感じることはほとんどありませんし、動画再生で処理由来の遅延が発生することもありません。ゲームをしない人にとっては非常に快適な環境だと思います。
ゲームなどの重い処理については、3Dを多用するゲームはあまりやらないのでわかりませんが、音ゲーや2Dゲーなどの比較的軽いゲームであれば問題なく動作することを確認しています。
きれいで見やすいディスプレイ
ディスプレイは、6.47インチの3D曲面有機ELディスプレイが採用されており、解像度は、2340 x 1080です。398 PPI なので、密度的にはiPhone Xなどに比べると若干劣りますが、ドットが気になるようなことは全くありません。
発色も個人的にはギラギラしすぎず、ちょうどいい感じです。
大容量256GBストレージの安心感
無駄かなと思った大容量ストレージ。これが意外と便利でした。
コンデジや一眼カメラからの画像・動画取り込みも気にせずできるという点もGOOD。前までは気に入った写真だけ転送という感じで運用していましたが、このスマホに変えてからはとりあえず全部スマホに移動しスマホ上で取捨選択ということができるようになりました。非常に快適です。RAW現像やバックアップ以外ではPCを使ってのやり取りはほとんどなくなりました。
あとは、文献を読んだりするときに気になったものをとりあえずスマホにPDFダウンロードをすることが多いんですが、気にせずにダウンロードできるのも良いですね。
カメラは写りよし、使い勝手は悪くない(100点とは言えないけど)
このスマホを検討されている方のほとんどがカメラ性能に惹かれて検討してるんじゃないでしょうか?それくらいこのスマホのカメラへの期待値は高いはず。
性能については dxomark で触れているようにスペックはもちろん写りはスマホとしては非常によいです。
レンズが5種ついており、マクロ・高角・標準・光学2倍ズーム、光学5倍ズームが使えます。このサイズに5つのレンズ、変態的ですね!ガジェット好きにはたまらないスペックです。
実際の使い勝手は良好。普段はコンデジを持ち歩くことが多かったのですが、高角やズームレンズがついているので、常にカメラを持ち歩くという必要がなくなりました。こういう生活スタイルの変化が体験ができるのはいいことだと思います。
写りとしては、特に散歩中の風景やふとした時のポートレートは個人的にはGOODで、スマホで撮っていいかなという感じですね。ただ、このスマホに全部頼れるか?ときかれれば答えはNoです。こちらは後述します。
Xiaomi Mi Note 10 Pro を半年使ってイマイチと思ったところ
続いて、イマイチだと思ったところ。この価格帯で前述のとおりなので、あまり不満はないのですが、あえて言うならという点を列挙します。
カメラでのテーブル上の物撮りがイマイチ
さて、カメラに力を入れているXiaomi Mi Note 10 Proですが、このカメラが個人的なガッカリポイントの一つでもあります。
イマイチだと感じているのは、テーブル上の物撮りのボケが思ったように撮影できない点。
特に料理の撮影で、滲んだようなボケになりがちなのが残念です。
いろいろと試行錯誤をしてみたのですが、ユーザ側では今のところ完全に改善できないように見えるので、ソフトウェアが改善されることを期待して待っています。
スマホ本体が分厚いし、けっこう重い
厚さは9.7mm、重さは208g。これはもう覚悟していたのですが以外に辛いところです。
重量だけでなくサイズもそれなりにあるので、手が小さい人には片手で操作はちょっと難しいと思います。
あと、寝転がってスマホを見ていた時に誤って顔面落下した時に結構痛いかも…!
USB Type-CからHDMI接続できない
こちらも用途次第だとは思うのですが、スマホでゲームをしたりする人には辛いかもしれませんね。
その分コストカットされていると思えばしょうがないかなと思えるレベルではあります。
結論:Xiaomi Mi Note 10 Proはスマホゲームしないカメラ好きにはお勧めしたいスマホ
良い面も悪い面もふれてきましたが、結論としては「Xiaomi Mi Note 10 Proはスマホゲームしないカメラ好きにはお勧めしたいスマホ」。
少し話はそれますが、数年前、PanasonicからAndroid搭載のスマホ型カメラというちょっと変わったガジェットが発売されました。
このカメラは、カメラ&ガジェット好きからカルト的な人気を得ていたのですが、感覚的にはこのXiaomi Mi Note 10 Proもその系統に近いかなという感じです。
もちろん、こちらはスマホとしての機能も十分なので安心してください。
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番外編:多機能カメラがいらないなら Xiaomi Redmi Note 9S でいいかも
というわけでMi Note 10 Proについてみてきましたが、そんなにカメラを重視していないという方におすすめしたい機種があります。
それがこちら「Xiaomi Redmi Note 9S」です。この記事では深く触れませんが、別の機会にもう少し掘り下げてみてみたいと思います。
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