小樽土産の洋菓子で有名な「LeTAO(ルタオ)」ですが、最大店舗である「PATHOS(パトス)」には食事可能なカフェがあります。ランチでパスタやカレー、スイーツを楽しんできました。
LeTAO PATHOS(ルタオ パトス)とは
「LeTAO PATHOS(ルタオ パトス)」は、小樽発祥の洋菓子店「ルタオ」の最大店舗です。
特徴
広々とした2階建ての店舗で、1階はショップ、2階はカフェとなっています。
1階のショップでは「ドゥーブルフロマージュ」などの人気のスイーツだけでなく、マスカルポーネ・ブリュレ「ヴェネチア ランデヴー」が焼きたててテイクアウトできます。
https://www.letao.jp/user_data/item01.php
https://www.letao.jp/user_data/item04.php
2階のカフェではインスタ映え間違いなしの「苺のミルフィーユ」をはじめ、ルタオ名物の「ドゥーブルフロマージュ」といったスイーツはもちろんのこと、ランチタイムにはパスタや北海道グルメのスープカレー等が楽しめます。
アクセス
小樽運河の近くにある「小樽堺町通り」の中ほどにあります。
小樽駅からだと徒歩で20分ほどかかります。歩いていけない距離ではありませんが、お子様連れやご高齢の方を伴っての観光の場合は、バス・タクシーか車での移動をおすすめします。
http://www.chuo-bus.co.jp/main/feature/otaru/
主なカフェメニュー
ランチタイムメニュー
ランチタイムは11:00~14:00の営業で以下のメニューが注文可能です。なんとすべてのメニューにサラダがついています。お得ですね。
- 豚トロと茸のフィットチーネ(パスタ) 1,080円
- ベーコンと茄子のトマトパスタ 1,080円
- ボロネーゼパスタ&ブッラーダチーズ 1,080円
- ベイクドキーマカレー 1,188円
- ガーリックステーキ 1,836円
ランチタイム以外でも注文可能なメニュー
11:00~17:00の営業時間中には以下のメニューが注文可能です。こちらはサラダなしなのでご注意を。
- スープカレー(野菜) 1,296円
- スープカレー(鶏肉) 1,296円
- エッグベネディクト(サーモン) 1,512円
- エッグベネディクト(ベーコン) 1,512円
セットメニュー
1品料理・スイーツを注文するとセットメニューを注文することも可能です。
- ドリンクセット:+216円
- ケーキ(ドゥーブルフロマージュ)セット:+432円
- ケーキ(ドゥーブルフロマージュ)+ドリンクセット:+648円
ランチしてみた
今回は子連れということもあり、11:30頃のちょっと早めの時間帯で入店。平日の金曜日だったせいかそれほど混雑していませんでしたが、それでも12時を過ぎると満席に近い状態になりました。
やはり有名店ですから、ちょっと時間をずらしてくるといいかもしれませんね。
スープカレー(鶏肉)
北海道といえばやはりスープカレーでしょう!
スープカレーの具材はニンジン、ナス、カボチャ、ブロッコリー、ジャガイモ、レンコン、ゆで卵、そして骨付きの鶏肉もも肉。中央にルタオ特製のマスカルポーネチーズが載せられています。
ライスプレートはオムレツ型に固められたライスの上にフライドオニオン、付け合わせにピクルス。
洋菓子店のつくるスープカレーだしマイルドなのかな?と思って食べてみると…意外とスパイシー!しっかりと香辛料の香りが立っていて主張してきます。マスカルポーネチーズと一緒に辛さがやわらぎますので取っておくといいかもしれません。
具材もごろごろとしていて大きめ。男性でも満足できるボリュームですね。
スイーツも一緒に食べるのなら、このライスの量はちょっときびしいかもしれません。それぐらいにボリュームがありますのでご注意ください。
(余談ですが私は小食なのでライスを半分くらい残しました…。)
豚トロと茸のフィットチーネ
おしゃれなパスタと思いきや結構ヘビー!こちらはランチタイム限定の品でサラダがついてきます。
シメジなどのキノコと豚トロ入りのクリームパスタ。フィットチーネはスープがよく絡んでモチモチとした歯ごたえもあります。
こういうカフェ系のクリームパスタは鶏もも肉が入っていることが多いですが、豚トロがチョイスされているところが珍しいですよね。クリームも濃厚でお肉とマッチしています。豚トロといえば焼肉ですが、焼肉で食べるときのサクサクとした食感とはまた違っておもしろいです。
ベイクドキーマカレー
ルタオがキーマカレーを作るとこんなにオシャレになるのか…。こちらはワンプレートでライス・サラダがついてきます。
ベイクドカレーという所以は、キーマカレーに上からナス、とろけるチーズ等を掛けてオーブン焼きしたものであるところ。こちらのキーマカレーもスープカレー同様に洋菓子店からはイメージできないスパイシーなカレーになっています。温泉卵がついてきますので、一緒に食べればマイルドに。
十五穀米は香りもよくもちもちの食感。おそらく黒米ときびだと思うのですが、穀物のぷちぷちとした食感も楽しめます。量はごはんの茶碗1.5杯分くらいでしょうか?こちらも結構ボリュームがあります。いろいろな穀物が入っているので腹持ちもよさそうです。
シフォンケーキ
ふわふわシフォンに苺とクリーム、これぞド定番スイーツ。こちらはドリンクつき。
食べログなどには載ってないですが、シフォンケーキもあります。ドゥーブルフロマージュなどの人気スイーツに隠れがちなメニューですが、やはりルタオは定番メニューもうまかった!
バニラアイスクリームと苺とブルーベリー、シフォンケーキ本体の上にはクリームがこれでもかといった具合に乗せられています。
ふわふわのシフォンケーキはもちろんおいしいのですが、特筆すべきはこのクリーム。ふわふわとろとろでケーキと一緒に食べると口の中でサァーっと溶けていきます。そしてこの甘さに対してのアクセントとしてベリー系の酸味が本当によく合う。あとは少し溶けてきたバニラアイスクリームにケーキを浸せば…もう完璧です。
苺のミルフィーユ
お値段(1,816円)にびびってはいけない…ぜひ注文すべき一品。ドリンク付きです。
パイが三段重ねになっていて間にカスタードクリームと苺が挟まっています。黒くて四角いお皿にスイーツと粉糖の映えること…。
見た目の美しさもさることながら、このパイがサックサクでおいしい。カスタードクリームのねっとりとした食感と甘み、そして甘酸っぱい苺、サクサクのパイ。それぞれ単体でおいしいのに3つも合わさってしまったらおいしいに決まってるじゃないですか!
2000円近いお値段にちょっと躊躇してしまいがちですがその価値は十分にあります。SNS映え?このスイーツの真価は見た目じゃない!と宣言したい!
ドゥーブルフロマージュ(ケーキセット)
空港とかお店の中で試食してるからここまできて食べてもねえ、と思っているでしょうが…。違うんですよ。ここのは。
つくりたてなんですよ、ここのドゥーブルフロマージュは!生なんですよ!ナ・マ!
…力が入りすぎてボールドにして赤マーカーまで引いてしまった…。
といいますのも、通販や持ち帰りで食べられるものは冷凍されていますので、どうしてもクリーム部分が固まってしまいますから、カフェ限定のつくりたて生のドゥーブルフロマージュと比べるとやっぱりクリームのフワフワ感が違います。二層のチーズケーキ部分もしっとりとしていておいしいです。
見た目の華やかさやインパクトは苺のミルフィーユには一歩譲るものの、やはりルタオの生菓子といえばドゥーブルフロマージュでしょう。
他の食事メニューを頼みつつも、やっぱりドゥーブルフロマージュも食べたい!という欲張りな方におすすめなケーキセットです。
さいごに
ここまで力をいれてレビューを書いている身ではございますが、実はわたくし、昨年にテノワールというルタオのクッキーをいただいてそのおいしさに衝撃を受けるまで、ルタオの存在を存じ上げませんでした。本当になんで知らなかったんだというくらいに…。なんでやねん…。
現状、北海道以外に実店舗はなく、百貨店等で開かれている北海道展くらいしかないようです。小樽に来たらぜひ味わってほしいルタオのスイーツのご紹介でした。