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「HUAWEI WATCH GT」46mm を1か月使ってわかったメリット・デメリット

2019年6月25日

「HUAWEI WATCH GT」を購入して早1か月経ちました。1か月間使ってみてよかったところ、気になるところが見えてきましたので再レビューしたいと思います。

HUAWEI WATCH GTとは

「HUAWEI WATCH GT」はHUAWEI社が2018年11月に発売を開始したスマートウォッチです。

詳しくは購入時レビューをご覧ください。

高コスパ・持久力!「HUAWEI WATCH GT」46mm レビュー

1か月使ってみてよかったと思うところ

電池の持ちがとてもよい

電池の持ちはメーカー発表で「心拍数継続管理ON、スマート通知ON、毎週90分のトレーニング」の状態で2週間持つとのことですが、確かにこの程度であれば2週間持つかなという感覚です。

特に電池消費するのはトレーニングのロギングを開始すると有効になるGPSで、つけっぱなしにしているとバッテリーがモリモリ消費されて行ってしまいます。

参考に私の使用頻度とバッテリー消費量を示しておきます。

  • 心拍数継続管理ON
  • スマート通知ON
  • 毎日60~120分のトレーニング(ウォーキングまたはランニング)

この状態で1週間使用可能(残りバッテリー20%程度)といったところです。

GPSの精度は概ね良好

GPSの精度は非常に完璧とは言えませんが、ウォーキングやランニング目的で使用する分には十分な精度だと思います。

建物や深いトンネルに入ったルートの場合、アプリ上で確認した時に1本外れた道になることもありますが、思いっきり変なところに飛ぶわけでもないので実用の範囲内。若干精度が落ちてしまうのは仕方がないと割り切れるレベルです。

本格的なサイクリングではしっかりロギングしたことがないのでレビュー対象外とさせていただきますが、買い物で自転車を使用した時にログを取った際には問題なくGPSは作動していました。サイクルコンピュータほどではないにしろ、十分な性能は持っているものと思います。

スマホとのBluetoothリンクは切れにくい

スマホはHUAWEI P20 liteを使用していますがBluetoothのリンクが切れることはほとんどありません。同期も2~3秒ほどのスピードです。

通話やメール等の通知に関しても漏れなく通知してくれます。

リンクの切れにくさといえば、最近、家の2階に置きっぱなしだったスマホに電話がかかってきた時、1階にいて通話通知が時計に走るということがありました。これにはちょっとビックリ。スマホとの相性もあるかと思いますが、それくらいリンクは切れにくいです。

タイマーとアラームは予想以上に使える

タイマーとアラームはバイブレーションで時間を知らせてくれます。ほかのスマートウォッチでも可能なことではあるのですが、これが思いのほか便利です。

料理をしているときなど、生活のちょっとしたときに時間を計りたくなる時はあるものです。

個人的に便利だなと思ったのが電車内などでの利用。例えば、会社帰りに電車に乗っていてちょっとウトウトしているときにタイマーをセットしておけば乗り遅れ防止になりますよね。実際に私も何度かお世話になりました。スマホをわざわざ出す必要もなく、バイブレーションで通知してくれるというのもポイントですね。

「端末を探す」機能が意外と便利

「端末を探す」機能については Apple Watch にも同様の機能がありますね。

「HUAWEI WATCH GT」では陽気な音楽とともに女性の声で「right here! right here!」とスマホのメディア音源最大で叫んでくれます。

書類がかぶさってしまったり、机の隙間などに落ちてしまったときなど、見つけにくい場所に隠れてしまった際に便利です。サイレントモードになっていても音量を上げて音声を出してくれるので、誰かに電話してもらうよりも確実に発見できます。

気になったところ

少し厚めなせいか物にぶつかりやすい

46mm版は10.6 mmと普通の時計に比べると少々厚みがあり、気にしていないと壁や障害物に引っかかったりぶつけることが度々ありました。

いつか液晶に傷がついたり割れてしまうのではないかとヒヤヒヤしています。

サイズが変わればどうかというと、42mmシリーズでも10.5 mmの厚さがあるので、サイズが小さくなってもこのあたりはあまりかわりはなさそうです。

シールタイプの液晶カバーは気休めとはいえ多少効果はあるように思えますが、このタイプの時計にすべてを覆うようなカバーを付けるのもナンセンスなので、もう慣れて気を付けるしかないと思っています。

タイマーの時間設定が細かくできない

タイマーは自分の好きな時間を設定することはできません。

選択できるのは1分、3分、5分、10分、15分、30分、1時間、2時間の8種類のみです。選択肢が決まっている分、逆にアクセスが早くなるというメリットもあるのですが、自由に決められないのはやはり不便だなと感じています。

充電器がうまくくっつかない時がある

充電は付属のクレードルに乗せる必要があります。このクレードルは磁石がついていて充電ができる正しい位置で止まるような仕組みになっているのですが、時々これがうまくくっつかない時があります。

しっかりはまっていない状態で放置してしまい充電されていなくてガッカリ…ということが何度かありました。何度かやれば慣れるのですが、初めは注意が必要です。

天気情報の更新はラグがある

時計から確認できる天気の情報は基本的には同期しているスマホ側から情報を取得します。したがって、データ同期のタイミングで最新の天気情報を取得し、画面上に表示していることになります。

長距離移動中などは最後に自動同期した地点の情報が手動で同期しない限りは表示され続けるのでちょっといけてないかな…と感じます。これで困ることはもちろんないのですが…。

日本のプールではスマートウォッチ着用不可問題

時計そのものの問題ではありませんが大事なことなのでここに記載しておきます。また、これはスマートウォッチだけでなくフィットネスバンドでも直面している問題です。

これはフィットネスジムで説明を受けて初めて知ったのですが、プール内では時計類の着用を禁じているジムがほとんどなのです。つまるところ、プールでのスイミングに関しては、防水仕様やロギング機能目当てで購入しても使用することができません。

2019年6月現在、都内で利用できる大手スポーツジム「コナミスポーツクラブ」「スポーツクラブルネサンス」「ジェクサーフィットネス」「セントラルスポーツ」などは時計の着用が禁止とされています。

現状調べてみた限りでは、都内の大手スポーツジムで使用可能なジムは「東急スポーツオアシス」のみです。公営では「港区スポーツセンター」も使用可能なようです。どちらのプールも時計の上から保護カバーをかぶせることで使用できるようにしているようです。

私の近所のジムには投書にて要望は出しておきましたが、今後はこのような対応をしてくれるジムが増えることを望みます。

今後のサポートには若干の不安あり

2019年の5月、アメリカがHUAWEIに対する排除を強めており、市場からの締め出しやサプライチェーンショックの影響で今後製品サポートがされなくなってしまうのではないかという情報が駆け巡りました。

HUAWEI WATCH GTに関しては、Google社のWear OSを使用していない独自のOSを使用しているので、直近OSやソフトウェアがらみでのサポート打ち切りはなさそうだと思っています。一方で、部品の供給が断絶した場合はどうでしょうか。内製化を図るという対応もされているようですが、まだまだ若干の不安があります。

この製品自体、ガジェットとしてそれほど値の張るものではないので、ある程度のライフサイクルの中で使用すると割り切って使うというのもひとつの手かもしれませんね。

まとめ

「HUAWEI WATCH GT」を購入後、1か月間使ってみてよかったところ、気になるところについて再びレビューしました。

普通のデジタル時計からの買い替えでしたが、機能的な面では従来の時計と変わらない使い方ができ、フィットネスや日常生活のロギングもできるようになったところは良かったと思っています。時計として気になるところも細かいところばかりで、致命的な欠陥はありません。概ね満足しています。

この数か月でHUAWEI排除の動きが強まっているのはユーザとしては不安がありますが、これに負けず今後も良いプロダクトを作り続けてほしいというのが願いです。

 

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