江の島アイランドスパのナイトスパプランを試してみました。…男ひとりでね!
江の島アイランドスパとは
江ノ島大橋または弁天橋を渡り、江の島に入ってすぐのところにあるスパ施設。通称「えのすぱ」だそうです。
厚生労働省認定の温泉利用型健康増進施設として、豊かな自然環境のもと、体の健康を包括的に捉え、また人間の本来もつ自然治癒力を高め、増進することを目的とし、さらに補完代替医療(ハイドロセラピー・アイランドセラピー・ハンドセラピー)を取り入れながら、最先端のスパリゾートを目指しております。
http://www.enospa.jp/about.html
しておきたい準備
えのすぱの醍醐味はなんといっても水着でたのしめるスパエリア。ですので、準備として水着を用意することをおすすめします。もちろん、手ぶらで楽しめるスパ施設なので施設内で水着のレンタルも可能です。
また、入れ墨、タトゥー等をされている方は利用できないというルールがあり、入館前にスタッフに確認されますのでご注意ください。
入れ墨、タトゥー(シール、ワンポイント、ヘナ等を含む)をされている方は入館エリア についてはご利用いただけません。
また、暴力団関係者、過度の飲酒をされている方、皮膚病・伝染性疾患をお持ちの方、入浴禁忌症のある方のご入館も固くお断りしております。
万一ご入館された場合は、ただちに退館していただきます。また、その際、ご利用料等はお支払いいただきますので、あらかじめご注意ください。
料金プラン
今回は料金がお手頃なナイトスパを利用しました。18時から料金が1100円ほど安くなるので、このプランが狙いめです。
公式サイトでは利用料金が消費税・入湯税別の1,650円と記載がありますが、各種税金のコミコミの料金は1,932円(消費税込み料金:1,782、入湯税:150円)となります。一人2000円用意しておけばOKです。
アクセス
電車&徒歩
東京近辺からですと、新宿駅から小田急で藤沢駅まで1時間ほど。そこから江ノ電で15分ほどで最寄りの「江ノ島駅」まで行けます。小田急を使えば新宿駅から「片瀬江ノ島駅」まで直通で行ける列車もあります。
「江ノ島駅」からはえのすぱまで徒歩15分程度。小田急江ノ島線「片瀬江ノ島駅」からですと10分程度歩きます。時間帯にもよりますが、江の島までの道のりはかなり混雑していますのでご注意ください。
最寄駅からは送迎サービスもあり
今回は利用しなかったのですが、送迎サービスも行っているようです。詳しくは公式サイトの専用ページでご確認ください。
http://www.enospa.jp/pickup.html
江の島観光
当日は到着が17時半頃になり、18時のナイトスパまで若干時間がありました。せっかく江の島まで来ましたし、海岸を歩いてみることにしました。
4月中旬の17時半ころはこんな感じです。日が沈みかけている、いわゆる黄昏時。風も心地よく癒されます。
なんとなく江島神社にも立ち寄り。鳥居の手前に社まで登って行ける有料のエスカーがありますが、今回は階段で登りました。足に堪える…。
この日は快晴でしたので江島神社の境内を抜けて展望台へ。江の島が一望できます。
いざ、えのすぱへ
18時ちょうどにえのすぱに到着。
入口にある受付にて説明を受けます。ここで利用したいプランやレストラン等について伝えると後ほどどのように施設を利用するのか細かく説明をしてくれますので気になることはここで聞いてしまいましょう。
説明を受けた後、靴を脱いで上がった先に料金精算所があり、ここで入浴セットを受け取ります。鍵は靴入れのものをそのまま利用するというタイプ。館内のサービス料金はこの鍵で管理されますので、利用料金は総額を退館時に清算することになります。入館の流れについては公式サイトにも記載があります。
http://www.enospa.jp/beginner.html
スパプールエリアがすごかった
まずは水着に着替えて、スパプールエリアへ。正直、ここが一番すごかった…。スパプールエリアは2階建てとなっていて、2F部分は屋内・屋外両方がある広いエリア、1Fは屋外の岩風呂風な屋外エリアというの構造になっています。
2F屋内スパエリア
2Fは大きく分けて、2つのプールに分かれています。1つ目がジャグジープール。2つ目が円状の大きなプールです。
「洗芯泉」
「洗芯泉」と呼ばれるジャグジープールはいくつかのエリアに分かれています。どれもスーパー銭湯でよくみられるタイプのものですね。マッサージ効果と温浴効果の相乗効果を狙っているためか、水温は高めに感じました。安全のためか備え付けの浮き輪は使用できませんのでご注意ください。
- よくある円状のジャグジーエリア
- 寝そべって寝られるエリア
- 強い水流が壁からでていて肩・マッサージができるエリア
「天陽泉」
円状の大きなプールは、直径10m程度の大きさがあるプールで「天陽泉」と名付けられています。水中にスピーカーがあり音楽が流れているので、水に耳をつけていると流れている音楽が聞こえてきます。また、このプールはライトアップされており、備え付けの浮き輪を使って浮かびながら楽しむこともできます。水温は少々低め。
2F屋外スパエリア
湘南の海を一望できる露天プールです!明るい時間帯で天気が良ければ富士山も望めます。個人的にはここが一番すごかった!お気に入りのプールです。
私が入館した時間帯はちょうど日の入り間際だったので、ギリギリ夕日が拝めたのもラッキーでした。夕日に輝く湘南の海はとても美しかった…。当日のその時間帯は雲がうっすらあったので、富士山はぼんやりしていましたが、もう少し天気の良い日であれば雄大な富士山がみられるはず。
ナイトスパでの利用がよいのは、夕日だけではありません。日が落ちた後に月が眺められるというところもポイント。露天プールでも浮き輪は使用可能なので、ぷかぷか浮かびながら月を眺めるというのもまた一興ですね。
1F屋外スパエリア
2Fのスパエリア内にあるエレベーターから1Fへ移動します。露天泉(洞窟エリア)と呼ばれるプールでは2Fの露天プールと同様に海と富士山が一望できます。2Fとの違いは洞窟風の天井があり、水中がライトアップされてムードがある点です。アウフグースというサウナエリアもあるので、露天プールで少し冷えてしまった体を温めるのにもよかったです。
また、ドリンクやフードを提供してくれるので、テーブル席やカウンターなどちょっと休憩することも可能。雰囲気もあるのでカップル向けのエリアという印象を受けました。
天然温泉エリアはすこし小さめ
天然温泉エリアはスパエリアに比べると、普通の浴場という感じでこじんまりとしています。サウナもありますが、スパエリアにもあるのでこちらはちょっと小さめ(定員は4~5名程度)です。
個人的には温泉に期待していたこともあり若干拍子抜けしましたが、サウナ・冷水風呂・高温湯・中温湯・炭酸泉といった一通りの機能はあるので、スパエリアで楽しんだ後に最後に体を温めてゆっくりする程度には十分かなと。
休憩エリアはリクライニング椅子のみ
休憩エリアはリクライニング椅子が10脚ほどあるのみ。自販機で購入可能なドリンクもかなり割高で350mlペットボトルのお茶で180円程度していました。別途料金を払ってレストランフロアで食事をする方が多いのかも。
客層が違うのでスーパー銭湯の休憩エリアと比較すべきではないのですが、もうちょっと広めのスペースがあってもよいかなと感じました。
客層について
私が利用した際のナイトスパの時間帯の客層は、夫婦・カップルが1/2、学生と思しき団体男性客が1/4、外国人旅行者1/4といった感じでした。一人で来ているような人ちらほら…といったところ。
特に、20~30代前半のカップルが多かったので、スーパー銭湯の気分で独身男性で一人で来ると惨めな気持ちになるかも。
まとめ
入館前には「割引が効いたナイトスパで2000円弱は少し割高だな…」と思っていましたが、スパエリアの施設の充実度を体験すれば納得できるものでした。できればご家族やカップルで体験されるとよろしいのではと感じるところがあり、男一人旅のなかで入るのは少々メンタル面でも厳しいものがあると思います。
または、外国人のご友人がいて日本の温泉・スパ施設に興味がある方を招待する際にはうってつけの施設なのではないかと感じました。江島神社で日本文化に触れてもらえますし、スタンダードな温泉に比べて水着着用で楽しめるのはハードルが低いように思います。