隠れた良品、カメラバッグの「off toco Backpack High-Grade Model」を紹介します!
モデルチェンジを経てさらに便利となっているこの商品について、前モデルの使用感をもとにおすすめポイントを解説していきたいと思います。
今回紹介する商品は…
今回紹介する商品はこちら。
同じ形でサイズはM、Lが存在しますが、今回はLサイズを紹介します。
私はほぼ形状が同じの前モデルを使用しています。ちなみにこんな感じのバッグです。デフォルトでは三脚ベルトと着脱式のポーチがついているのですが、これを取ってしまって普通のバックパックとして使用しています。
この製品の優れている点
特徴の詳細については「DGB-S037XX」の公式情報に譲るとして、ここではこの製品の優れている点について説明したいと思います。
二気室構造の収納
このバックパックの最大の特徴がこの『二気室構造』です。上段・下段に分かれており、それぞれにアクセス可能な収納口がついています。これがとても便利で旅行や帰省、ガジェットを多数持っての移動時に非常に役立ちます。
下段
下段の収納スペースは以下のような大きさになっています。
カメラ収納部内寸(BOX装着時):幅270mm×奥行110mm×高さ190mm
下段はカメラ・レンズを入れるスペースで、取り外し可能なカメラインナーケースが付属しています。インナーケースは取り外し可能でそのままカメラ等の保管が可能です。
このケースには仕切りが用意されているので、カメラ以外にも小物を収納するスペースとして使用できます。もちろん、ケースを取り外して使用すれば、大きめの荷物も収納可能です。
私は旅行や帰省時にNintendo Switchを持っていくことがあるのですが、インナーケースを取り除いて以下のセットを収納すると立幅がちょうどよい感じになる点が気に入ってます。横幅はこれらを収納しても少し余裕があり、スマホやカメラ等の電源アダプタを複数個収納するくらいのスペースが余ります。
下段へのアクセス
バックパック本体の左右には下段の収納にアクセス可能な収納口がついています。これがこのバッグの一番の特徴かつ便利なポイントです。普通のバックパックであれば、下のほうに収納したものを取る場合には上段に収納したものを一度取り出す必要がありますが、その手間が省ける点がとても良いです。
カメラバッグとして利用する場合はさっとここからカメラやレンズを取り出すことができますし、旅行用のバックパック用途で使用する場合にも、小物やガジェット類をこの部分に収納しておけば、手早く取り出すことができます。
上段
上段の収納スペースは以下のような大きさになっています。
上部収納部内寸:幅300mm×奥行100mm×高さ245mm
上段は小物を入れるスペースがあります。複数の網ポケットとチャック付きのポケットが用意されています。旅行の際のハブラシやちょっとした化粧品類を入れておくには十分なスペースです。
下段に比べて高さがあるので収納スペースは大きめで、圧縮袋にまとめた衣服が2日分程度であれば問題なく収納可能です。これに加えて折り畳み傘や細身の500mlペットボトルが1本入る程度のスペースがあります。
上下段の仕切りを取って使用することも可能
このバックパックの良いところは、仕切りを外してしまえば普通のバックパックのように使用可能なところです。仕切りは片面が縫製、もう片面がマジックテープとなっているので、完全には取り外すことはできません。仕切りを外すと収納スペースは以下のような大きさとなります。
バッグ本体内寸(BOX取り外し時):幅300mm×奥行100mm×高さ450mm
PC収納
背面にはPCを収納するスペースも確保されており、15.6インチのノートPCが収納可能です。収納スペースは以下のような大きさになっています。
PC収納部内寸:幅280mm×奥行30mm×高さ430mm
背面はクッション性が高い素材で覆われていることから、PCケースを使用せずにそのまま収納しても問題なさそうです。心配な場合は14インチクラスのノートPCであれば、別のPCケースと一緒に収納可能です(ThinkPad A485+PCケースで確認済み)。
背面のPC収納スペースにはポケットも付属しており、PCと合わせて10インチ程度のタブレットもあわせて収納可能です。
防水対応
カメラやガジェットを持っていると雨が怖いですよね…。電子機器を積んだバッグについては防水性が気になるところです。さすがにカメラバッグとして販売しているだけあり、防水対応もしっかりとされています。
バッグ本体の撥水加工
バッグの表面全体に撥水加工が施されているので、小雨であれば中に水が侵入してくることはありません。内部への水の浸入を完全に防ぐものではないので油断は禁物ですが、ある程度水ははじいてくれるので、急な雨などには心強いですね。
レインカバーが付属
レインカバーが付属しているので、雨が本降りになってきてしまった時にも安心です。バッグの下部に小さなポケットがあり、ここにレインカバーが収納されています。
キャリーベルトがついている
地味に便利なのがキャリーベルト。最近は出張などでキャリーバッグを使用する方も多いと思いますが、キャリーバーに固定することができるベルトが付属しているので、荷物を背負わずにキャリーバッグに固定しながら運ぶことも可能です。大きめのノートPCやガジェットを運ぶ時にはそれなりに重量がありますから、このベルトはかなり助かります。
しかも高機能な割に意外とお安い
これだけ高機能なバックパックで、Amazonでは1万円を切る価格で販売されています。個人的には、かなりお買い得な商品だと思いますよ…!
難点は…?
大きさの割には収納容量は小さい
ほとんど欠点はないと言ってよい商品なのですが、あえて難点を上げるとするのなら、カメラバッグとして作られクッション性が高い素材を使用しているが故に、見た目の割には収納容量は小さくなってしまう点でしょうか。ただし、カメラやガジェットの保護を考えているのであればこの点はトレードオフであると個人的には考えます。
型崩れしなさすぎる
これもクッション性からくるところなので仕方がないところなのですが、しっかりとした作りとなっているが故に型崩れをおこしません。逆に言えば、何も入れなくてもこのサイズがキープされます。嵩が大きいままなのです。この点も丈夫さとのトレードオフとなります。
内側の色がちょっとダサい…かも
外側の色はブラック・グレー・ネイビーの3色展開で、シックな色遣いがよいと個人的に思うのですが、バッグ内側の色はカメラバッグ特有の謎の色づかい(ブラックの内側はオレンジ、グレーの内側はスカイブルー)なのが残念ですね…。ネイビーは内側がグレーになるので一番マシかもしれません…。
縫製が甘いところがある…?
Amazonのレビューを確認すると、低評価をつけているレビュアのほとんどが、縫製の甘さや初期不良に関して言及しています。品質については、購入時にしっかりと状態を確認し、不良品の場合は取り換え等の対応をしてもらうしかなさそうです。
参考までに記載しておきますが、私が使用しているのは前モデルで2年ほど使用し、特に故障などは起こっていません。収納口等の耐久性に関しても今のところ問題なしです。
最後に…
今回はカメラバッグ「off toco Backpack High-Grade Model」の優れている点と難点について紹介しました。カメラバッグとして優秀なだけでなく、丈夫なガジェット用バックパックとしても機能する、稀有な存在だと個人的には感じています。
また、新モデルが出たのでそれなりに売れているとは思うのですが、もう少し流行ってもいいかなあ…とも思います。off tocoシリーズもいろいろなサイズ・バリエーションが出てきたので、このバックパックについても長く続くように応援していきたいですね。
気になった方はぜひ購入してみてください!